今回はフェアレディＺ　Z33型の車検についてご紹介させていただきたいと思います。

 

今回のお車は日産フェアレディＺ　Z33型になります。

Z３３と言えば、日産の大排気量２シーターのNA車ですね。

今現在もなお人気の車種で、コアなファンの方も多い素晴らしいお車です。

 

しかし、新車時から年数も経ってきましたので、すでに走行距離もかなり進んだ車両も多いかと思います。

今回のお車は１０万Kmを超え、車検のタイミングで各部のメンテナンスする、ということで、今回プレミアム車検プランをご用命いただきました。

 

まず、GTNETの車検プランには２つあります。

一つがスタンダード車検プランと言いまして、４５分で車検をさせていただく、ベーシックなプラン。

もう一つがプレミアム車検プランという、エンジンオイル・ブレーキフルード・クーラント・パワーステアリングフルード・ミッションオイル（AT除く）・デフオイルの交換が含まれるプラン。

プレミアム車検プランでは各油脂類が交換になるため、一気にお車のメンテナンス、リフレッシュをする絶好のタイミングとも言えます。

 

今回はプレミアム車検プランとなりますので、各油脂類を交換させていただきました。

その中で、あまり交換したことのない方も多いのではないかと思われるデフオイル交換について画像を交えてご紹介したいと思います。

 

デフオイルとは、左右のタイヤの回転差を制限したり、作り出したりするデファレンシャルという部品の潤滑に使われるオイルです。

通常のエンジンオイルに比べて非常に粘度が高く、また専用の添加剤等の含まれる特殊なオイルを用います。

 

交換としてはデファレンシャルからオイルを抜いて入れるだけなのですが、まずはこちらをご覧下さい。

 

お分かりになりますでしょうか。

私が手で持っているのはデファレンシャルのドレンボルトです。

金属粉とオイルの混ざったヘドロ状のものがドレンボルトの先端に大量に付着しています。

 

デファレンシャルは、内部でギアが噛み合う構造をしているため当然金属粉は出てしまいがちです。

そのため、発生したダストにより噛み合っているギアの接触面にダメージを与えてしまう恐れがあるので、ドレンボルトには磁石が内蔵されていて、金属粉を多く集められる構造にはなっています。

 

 

 

 

 

簡単に清掃させていただいたものがこちらになりますが、先端の磁石にまだ金属粉が付着しています。

この後再度清掃させていただき、新しいデファレンシャルオイルを注入させていただきました。

 

構造上レベルゲージがあるわけではないので、汚れを目視するのがこういう交換のタイミングしかないため、過去の交換歴から以外はどれぐらいの期間交換してないのか、全く分からないという部分でもあります。

そのため今回のようにプレミアム車検プランで交換する際に、ダストがとても多い、ということがあります。

今までの交換歴が不明な場合、相当な距離を無交換で走行している場合もございます。

 

こういった油脂類も交換しないと大きなトラブルにつながる恐れもありますので、今まで交換したことのない方は是非当店にご用命下さい。

各種点検に併せて、こういった油脂類の交換もして、お車のリフレッシュをして、快適にお車に乗っていただきたいと思います。

 

 

GTNET　尾張店では今回のような車検以外にも各種点検、その他自動車に関するご相談をお受けしております。

自動車に関することは是非当店にご相談ください！