いや、ほんとに寒い・・・・・
初雪なんていう言葉もちらほら聴くようになった昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか??
さて、今回はZ33のブレーキのお話。
高速走行中に異音がする・・
とのことでの入庫です。
特に右側で音がするとのことで、試運転に行く前に車の周りをチラッと見たわけですが・・・・
右リアの周りだけ温度域が違う・・・
いやいや、あわてて温度計を手にして温度測定した結果・・
右リア以外のブレーキローターは大体60度付近。
右リアは・・・
120度超え
もはや試運転に行く必要は有りません。
ブレーキの引きづりが原因です。
問題は、ピストンなのかスライドピンなのかですが、今回はピストンでした。
非常に硬い・・・
外したまま軽くブレーキを踏んで油圧の力を借ります。
外れました。
茶色になっているのが錆ですね。
中に水が浸入して固着してしまったのでしょう。
中も汚れがありますね。
シールより後ろ側はそれほどひどくないですが、手前から明らかに色が違いますね・・・
ゴシゴシ清掃していきます。
手前の溝にはブーツが来るので、ここを綺麗にしないとまた水が入る可能性があります。
綺麗になりました!!写真は無いですけどね・・・
シールとピストンを新品へ交換しました。
後はひたすらエア抜きを行って作業終了です。
タイヤを回すのが一苦労だったのがスムーズに回ります。
いや、早期に発見できてよかったの一言です。
ブレーキの引きずりは最悪車両火災に至るケースがあります。
何か変な音がする・・
迷わず点検してください!!
事が大きくなってからでは手遅れ・・ですからね。