天気予報ではやっと晴れマークが登場してきた昨今、皆様いかがお過ごしでしょうか??
さて、今回はインテグラ タイプR DC5 の点検中の出来事をご紹介です。
クラッチフルードのリザーバータンクです。
液量が少ないのが分かります?
ほら、少ないでしょ??
構造的に、液面が変化するのは当たり前の話ですが・・・・・
液面が下がっている(減っている)=クラッチの摩耗が進んでいる可能性がある
に、なるのですが、車両を動かした感じや、クラッチが繋がる感じ、、、、、
そこまで摩耗が進んでいるとは思えない状況でした。
ってことは、どっかから漏れている可能性があるってことです。
勿論、点検して漏れていなければ、それはそれでOKです。
クラッチの油圧系統は大まかに
クラッチマスターシリンダー
クラッチレリーズシリンダー
この2点を配管でつないでいます。
つまり、点検するのは比較的容易です。
ミッションにくっ付いているのがレリーズシリンダーです。
あ、、、、、、、、
蛇腹のブーツが何やらお湿りしているのが、、、
マスターも確認しましたが、マスターはOK。
レリーズからのフルード漏れですね。
外しました。
分かり難いですが、フルードが付着しています。
本来この中にはフルードは存在してはいけません。
これが構成部品。
恐らくシールが経年劣化でフルードを止めることが出来なくなってきているのでしょう。
シリンダー側に傷や、虫食い、は有りませんでした。
こちらが新品のO/Hキットです。
これを組み込み、フルードのエア抜きをすれば完成です。
クラッチラインの液漏れを放置するとクラッチが切れなくなり、ギアチェンジが困難になります。
末期になると、クラッチペダルを踏んだ時に違和感が確実にありますので、そのような場合はすぐに点検してくださいね。
今回のケースとは別ですが・・・
マスターシリンダー内で液漏れする場合があります。
これは外には漏れてきませんので、目視での点検は困難になります。
クラッチぺダルが戻ってこなくなることがあります。
漏れが無くてこのような症状の場合は大抵マスターシリンダー内部で圧力が逃げています。
どちらにしろ、定期的な点検は非常に重要ですね!
はい、整備中の出来事でした。
では。