この陽気は一体・・・・・・・
ウィンドブレーカーを着ているとちょっと暑いくらいの陽気・・・・・・・・・・・・
明日からは冷え込むとの予報・・・・・・
風邪ひいちゃう(泣)
皆様いかがお過ごしでしょうか??
さて、今回はクラッチの交換です。
現車、高速道路にてトラブル発生で、レッカーにて入庫しました。
それでは、現車の確認を行っていきます。
クラッチペダルを踏み込む、離すを繰り返してみるも、ペダルはしっかり戻ってくる。
ただ、踏んだ感じは異常にペダルが軽い。
軽自動車のクラッチペダル位の踏力でOKです。
では下から確認。
レリーズシリンダーは正常に動いています。
ただ、多少伸び気味。
とりあえず油圧の問題では無さそうです。
滑って自走不能とレッカーの方から聞いてたのですが、クラッチペダルを踏んでもシフト操作不能・・・・・・
クラッチASSYに深刻なダメージの可能性大です。
大ダメージです。
通常のクラッチ滑りではないですね。
通常の滑りではここまで破片達は大きくありません。
ミッションを降ろしていきます。
13、14に比べてフライホイールの厚みがあるので脱着が多少ややこしくなりますね。
綿菓子製造マシーンを思い出しました。
子供のころに作ったなあ。
こっちがミッション側です。
クラッチのフェーシングまみれです。
これが問題のクラッチディスクですね。
バラバラです。
ただ、組み付け不良でのバーストではなさそうですね。
ダンパーレスのクラッチは特に気を付けないと大変なことになりますから・・・
クランクのオイルシールも交換時期ですね。
オイルが滲みだしてきてますね。
これが交換する新品クラッチです。
ORCのシングルメタルです。
あのダイレクトに繋がる感じがメタルクラッチの長所ですね。
渋滞が苦手なのがメタルクラッチ・・・・・・・・・
まあそれはさておき、ここからは折り返しです。
新品のシールに交換。
古いシールは弾力が低下していましたね。
新品と比較すればすぐ分かる位の感じです。
レリーズベアリングも当然交換です。
クラッチキットに付属しています。
しかもスリーブ付きですので圧入不要で親切です(笑)
そうそう、これも結構大事!!
強化ピボットですね。
巷ではこれが折れるとよく聞きますが、未だに折れたことは無いです・・・・・
転ばぬ先の杖ですね。
規定トルク、約40N.mで締め付けます。
ミッションメンドラにディスクをしゃこしゃこしておきます。
めったにありませんが、バリなどが原因でミッションがドッキングできないとか、ほんとにイライラするので・・・
フライホイールをエンジンに固定するためのボルトです。
以前のクラッチを当店では組み付けていないので、どのようなトルクがかかっているか分からないですし、伸びてたら最悪のケースもあり得ます。
カバーボルトも併せて新品が望ましいですね。
こちらももちろん規定トルクの94N.mで締め付けます。
ハイ付きました!!
ねじロックを使用しますので、時間との勝負です。
ここの規定トルクは・・・
えっと・・・・
40N,mだったような・・・・・
忘れました(笑)
これでミッションをくっつければ完成です。
ミッションのドッキングですが、無理やりガコガコ、上下左右に揺すって入れるとディスクが破損します。
軽く上で触れた点ですね。
ニスモカッパーでは説明書にイラスト付きで注意書きしているくらいです。
無理やり入れたクラッチは本当にバラバラになります。
今回のはハブも残っていましたし、フェーシングが剥がれ落ちているので組み付けミスではないでしょう。
ミッションをくっつけるときは、手の握力のみで十分です。
エンジン、ミッションがまっすぐで且つスプラインが合えば何の引っ掛かりもなくスコッっと入ります。
ここがクラッチ交換で一番面倒な点ですね。
しかしながら非常に重要な部分。
これでほぼ完成です♪
組み付け後、試運転を行い、異常なしなら完成です。
スポーツクラッチを組むことが減ったなぁなんて・・・・・
さあ!!
これでまたガンガン走っちゃってください!!!!!
ご利用ありがとうございました!!