さて、多少時間がたってしまっていますね・・・

 

今年も残り少し、頑張っていきます!

 

今回はスバル インプレッサ WRX STI のお話です。

 

あ、今回はGDB型です。

 

エンジンの掛かり方がいつもと違う・・

 

いつもよりクランキング時間が長くなった。。

 

ということでご来店いただきました。

 

早速確認しようとしたところ・・・

 

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ん??

 

煌々と光っていました。

 

これを見るとドキッとしますね(汗)

 

 

では確認していきます。

 

こういった場合の不具合ですが、まず最初に診断機でダイアグコードの確認!!

 

も、まあいいのですが、診断機も100%ではないのでしっかり裏付けを取らないといけません。

 

 

辻褄を合わせるという感じでしょうか。

 

これが繋がらないと診断ミスにもつながりますからね。。。。。

 

 

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はい、まず排ガステスターにて、排ガス濃度を診断していきます。

 

COが8パーセント!!

 

慌ててマフラーからプローブを引き抜きました。

 

これからもまだまだ活躍してもらいたいので・・

 

 

CO(一酸化炭素)が異常に高いということは所謂「濃い」ってことです。

 

因みにHC(炭化水素)が高い場合は「薄い」って事。

 

至極単純に言うとですが。

 

で、こちらの車両は濃い状態です。

 

では診断機で確認していきます。

 

DSC_3313

 

 

A/F補正も学習値も増量側へ振っています。

 

DSC_3314

 

因みにリアO2センサーは1.0Vで張り付いています。

 

排ガステスター的には「濃い」

リアO2センサー的には「濃い」

 

しかしながらエンジンコンピューター的には燃料補正を増量側へ補正しているので「薄い」

 

と判断しています。

 

なぜ???

 

肝心の写真が有りません!!orzスミマセン

 

こちらの車両は、いや最近の車両はフロントO2センサーを設けております。

A/Fセンサーといったほうが正しいでしょうか?

 

このセンサーの数値が異常でした。

 

つまり、A/Fセンサーが故障し、排ガス濃度が薄いと判断していました。

これを元にエンジンコンピューターは「増量」していました。

 

しかしコンピューターが5%、10%、20%・・・と増量。

増量に次ぐ増量をしてもA/Fセンサーからは「薄いままです・・もっと増量してほしい」と言われ続けている状況です。

 

さすがにこれはおかしいと判断したエンジンコンピューターは警告灯を点灯させたという流れですね。

 

ってことで、タービン直後の触媒にくっ付いているフロントO2センサーを交換したところ、当然警告灯も消えました。

 

補正値も0%で、排ガスも当然クリーンな状況へ変化しました。

 

エンジン始動不良が起こったのは、「燃料が濃い」状態が続いた結果、プラグがかぶり易くなっていたからでしょう。

最近寒くなりましたしね・・・

 

あ、ちなみにダイアグコードはP0171 燃料システムリーン異常 でした。

 

O2センサーが故障診断コードで上がっているから、O2センサーを交換だ!!

なんて診断は避けたいですね・・・

 

何事も辻褄を合わせていくのがある意味醍醐味。。ですね!!

 

では。