日産 スカイライン ER34 エンジンの吹け上がりが悪いとの事で入庫しました。

とりあえず症状を確認すると、確かに2500rpm付近からバラつく感じが有ります。
アイドリングは比較的安定していますが、空吹かしでも症状は出ます。

ウーーーーーン・・・・・・・・

各部確認とデータモニタをしてみます。

あ、肝心なものが写っていないですね、、、、、

点火時期が5~8度を行ったりきり。

ウン????????

この車両は15度のはず。

点火時期固定してみてもECUは15度を要求してきません。

初めて見る車両ですので基本的なところを確認していきます。

コマズレも無いですね。
勿論タイミングライトを使って点火時期の確認もしていきます。
写真を撮ろうにも単純にクランクプーリーをペンライトで照らしているだけみたいな画像になったのでなしです。

この時にAAcバルブが動いてないのと、クランク角センサーの動きが怪しいような・・・

そういえば、MT載せ換えって・・・・・

車内を確認すると「N」のインジケーターが光っていない・・・・・・・・・・・・・・

ぶった切ってありました。

リバースはバックライトの関係で、これだけは結線したみたいです。

ではここから配線図とにらめっこします。

光りました。

診断機で確認すると、ニュートラル信号が入るようになりました。

きたきた!!!

15度を要求してきます!!!!
これで点火時期を調整できます。
あ、勿論アイドル回転もですね。

一応、今回はAACバルブとクランク角センサーは交換しています。
距離も走っていますし、クラセンは手で回すとゴリゴリと伝わってくる感じもあったので。

これで症状も治り、綺麗に吹け上がりますが、、、、、、

ギアをニュートラルから違うギアへ入れると遅角してしまいます。
やはりMT用コンピューターへ付け替えるのがベストです。
その際は、ABS警告灯が光ってしまいますので、ABSコンピューターもMT用に変更する必要が有ります。

余談・・・・
ニッサン系の純正ECUが高騰していますね。
あのチューンの仕業でしょうか・・・・・
ストックしようかちょっと思い悩む日々ですね(笑)

ご利用、ありがとうございました!!!