富士SUPER TEC 24時間レースが6月2日3日に行われました。
10年ぶりに復活した24時間耐久レース、もちろんシリーズの中では最長を誇ります。
その中のST-XクラスにGTNETは参戦しております。
ST-XクラスはGT3規格の車両のみのクラスでGTNETはGTRでシリーズタイトルを目指しています。
決勝レースは土曜日の15時スタートですが、火曜日にはサーキット入りし、設営や車両のメンテナンスを行っていきます。
ピット前には車両が停止するためのラインを引いています。
ピットインのタイミング次第では正規の位置に止めれない場合を考慮して、斜めに停止出来るように2パターンのラインを設置しています。
こちらは各店舗から集まっているメカニックが決勝用にブレーキディスクを準備しているところですね。
24時間のレースともなるとブレーキの消耗が非常に厳しいので、レースの途中にブレーキパッドとブレーキローターを交換します。
今回は特別規則が設けてあり、8分間のメンテナンスタイムが計2回あります。
その際に交換して、車両をトラックへ送り出します。
漆黒の闇の中を耐久マシン達が駆け抜けていく・・・
こういったシーンが見れるのも24時間耐久の醍醐味ですね!!
ちなみにピット内はこんな感じです。
この赤い椅子は・・・・・
心地よすぎて凶器でした・・・・・・
座ると数秒で寝れる・・(苦笑)
ただ長丁場のレースですので、休むことは本当に重要な事案です。
サーキットに朝日が顔を覗かせます。
確か4時半位だったような・・・・
GTRは多少のトラブルを抱えてはいましたが、夜明けを迎えることが出来ました!
さあ、一気に飛んで残り時間約4時間です。
途中までは首位の座を明け渡していましたが、返り咲いています!!
2番手との差は3LAP。
スプリントレースでは安心できる差ですが、すでに20時間走り続けています。
何か一つでもトラブルが発生すると、一瞬でそのマージンは失われます。
残り1時間・・・・・・・・・
全てのピットストップを終え、残るはチェッカーを受けるのみ・・・・・・・
祈るように、モニターを見つめます。
出来ることは全てやりきった。
あとは待つのみです。
こんなに長い1時間は初めてではないでしょうか。
何度時計を見ても時間が進んでないんですよ(笑)
しかしながら、着実にその瞬間は近づいています。
最高の瞬間です!!!!!
皆、この瞬間の為に頑張ってきました。
いやほんと、涙を堪えるのが大変でしたね。
帰ってきた車両です。
24時間がいかに過酷なものか・・・・
エアロパーツのいくつかは吹き飛んで、痛々しい姿になっております。
それでも耐え抜いて走りきったGT-R・・・・(泣)
この最高の瞬間に立ち会えたことを誇りに思います。
幾度となく車両が入ってきたピットボックス。
終了するとあの1分弱の慌ただしい瞬間が嘘のようですね。
さあ、これでシリーズも折り返しました。
残り3戦、、、、、、、、、、、
再び頂点へ・・・