さて、、師走ですね。

 

さて、今回はS2000のサイドブレーキの調整です。

 

通常メンテナンスなんですが、結構な頻度で・・・ん?????ってなることがあるので・・

 

 

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はいサイドブレーキです。

 

こちらのお車、引き代は3~4ノッチ。

 

つまり、サイドブレーキを引くと3~4回、カリカリカリ・・って言います。

 

 

まあ、引き代的には全く問題有りません。

 

ワイヤーが伸びたり、パッドが摩耗するとこの引き代は多くなります。

 

つまり、ノッチ数(カリカリ)が多くなるってことです。

 

S2000のサイドブレーキワイヤーの調整は非常に簡単です。

 

センターコンソールを捲ると調整用のボルト、ナットが見えます。

 

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この黄色枠の部分がそうです。

 

ナットを締め込む(右へスライド)させるとワイヤーが引っ張られて引き代は少なくなります。

 

けど、これだけだと本来の調整は出来ません。

 

サイドブレーキレバーを引くとリアキャリパーのピストンが動き、ブレーキが作動するわけです。

しかしながら、これだけだとワイヤーは調整できてもピストンの隙間は調整されていません。

 

パッドの摩耗状況により基本的には自動的にピストンは出てきますが、詰めての調整は出来ません。

 

どうやって調整するのか・・・??

 

一度先ほどのナットを緩めます。

 

で・・・・・・

 

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エンジン掛けてフットブレーキを踏み込み、レバーを上げ下げします。

レバーは限界まで引き上げてください。

 

その後、大体3~5ノッチ程度になるようにナットを締め込んでいきます。

 

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調整後の引き代はこんな感じ。

 

これで、調整前と同じ3~4ノッチです。

 

 

で、問題の調整部分ですが・・・

 

 

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分かります??

 

ボルトの出面が短くなっているのが分かりますよね??

同じ引き代でありながら、ワイヤー自体は緩めたということです。

 

勿論これでサイドブレーキの効きは変わりません。

 

このやり方はフットブレーキとサイドブレーキの両方の機能を持ったキャリパーを装着している車両では殆ど共通です。

 

因みに、過去に何台か見ましたが、サイドブレーキをいっぱいに引き上げても全く効いていないというトラブル。。。

 

 

ワイヤー調整のみを行い、ピストン自体の調整を行わなかったが為に、ワイヤーの動く範囲内ではピストンが動ききらない状況に陥っていました。

 

 

結構簡単に調整できる車両ほど注意が必要ですね。

 

では。