さて、今回はランエボです。
もうご存知の方が多い案件でしょうが、、、、、、、、、、、
この車両、ブーストがかかった際に、ガクガクと失火したようになるとのことで入庫しました。
試運転を行うと、確かに4000RPM 付近からガックンガックンなります。
ブーストがかからないようなアクセルの踏み方ですと、症状は出ません。
では、思い浮かぶアレの確認をしていきます。
これです。
錆っぷりがいよいよ怪しいですね・・・
これは簡単に説明すると、過給圧が上がりすぎるのを防ぐ役割を持っています。
回転数が上がるとタービンも勢いよく回ります。
そうすると当然ブースト圧が上昇していきます。
しかし、際限なく上がってしまうのは非常に危険です。
ある程度のブースト圧になると、このアクチュエーターが動いてタービンの周り過ぎを防ぎます。
で、、、、
点検していくわけですが、エアガンで空気を送ってみます。
アクチュエーターとエアガンの間にブースト計を挟み込んでいるとなおわかり易いですね。
空気を送ってみると・・・
全くロッドが動かない・・・・
交換ですね。
ここで交換するのはもちろん対策品です。
付け根に注目。
水の浸入を防ぐ傘が付いています。
これが対策品の証です。
結構多いトラブルですね・・・
交換後はブーストも安定し、失火症状も完治しました!
ちなみに、、、
えらいこっちゃでした・・・・・
完全固着です。
ボンネットにダクトがある弊害ですね。
他車種でも、ダクト付きのボンネットに交換している車両はこういったトラブルにも気を付けないといけませんね。
では!