さて、今回は、、、、
今回も車種は限定的ではありません。
電動ファンモーターってご存知ですか??
ラジエター、コンデンサー付近に取り付けられていて、冷却水やエアコンガスを冷やす目的で作動しています。
一昔前ならウォーターポンプ等と一緒にファンが取り付けられていて、エンジン始動中は常に回っていたものですが、今は電動ファンに変わっています。
かなり前からですが・・・・・
これにより、ファンを回す動力源がエンジン本体では無くなり、電気の力で回しますのでエンジンの出力を奪うことは有りません。
結果、燃費の向上とか実質的なエンジン出力とか、まあいろいろいいことがあるのですが、、、
やはりそこは電気モーター、壊れるんですよね。
これが壊れると、
冷却水が冷やせない=オーバーヒート
エアコンガスが冷やせない=冷風が出にくい
と、散々な結果を生み出します。
気が付けばいいんですけどね。
壊れていることに。
問題はここです。
割と気が付きにくいのです。
変な音がすればいいのですが、ある日突然停止することもしばしば。
定期的に点検と言っても数か月スパンですから、なかなか難しいですね。。。。。。
で、今回はここからがヤマです。
なんで動かなくなるのか。
当店ではスポーツカーをメインに点検していましたので、Z33やRX-8、ロードスターで良く見かけましたね。
部品的には同じでしょうから、他の車両も恐らく同じでしょう。
分かります?
時計で言う8時の位置のブラシは飛び出していますが、他の3つはスリーブに収まったままです。
つまり、本来常々触れておかないといけない部品が画像のように動かなくなった、断線状態となり、動かなくなると言うことです。
※ブラシは後ろからバネで押されて中心へ向かって押し出されるのが通常の動きです。
原因は様々ですが、綺麗に清掃し、スムーズに摺動するようにすれば時が止まったモーターを動かすことはできます。
このモーターも分解、清掃後は元通り作動するようになりました。
電動ファン・・・・・
壊れるとややこしいですよ・・・・・・
・A/C ON
・MAXコールド
で、通常であればFANは最大出力で回ります。
これは車内からもブオーーーーーーーーーーーンと音が聞こえますので、確認してみるもの有りですね。
以上、、、、、
では。