さて、前回の続きです。
前回はエアコンガスクリーニングを行い、多少の改善が有った!
という所で時間切れになり、後日お預かりしたわけです。
夏の昼間のタイミングでご来店頂いたのですが、、、、、
あれ?
思っているほど車内が暑くない?????
てっきりそこそこ熱がこもった状態かと想像していたのですが。
エアコンガスクリーニングの本領を発揮したのか?!
※エアコンガスクリーニングは配管内に冷媒ガスを循環させて汚れを押し出すようになっています。
これは運ですが、エキパンの詰まりを取り除いてくれる場合があります。
前回同様にとりあえず温度測定を行いました。
ええ、変化ありません。
昼間だと顕著にぬるく感じます。
お客様に確認しても、そこそこ効いていたように感じるとのこと。
お店に来るまではそこそこ効いていて、診断しようとするとぬるくなる。
なるほど。
お恥ずかしながら、ここでやっと気が付きました。
何がそんなに条件が違うのか・・・
答えは「風」です。
走行中には走行風が入り冷却されますが、止まった状態ではその恩恵は有りません。
このNC型ロードスターはラジエターファンが1基搭載されています。
これはコンデンサー用のファンも兼ねているわけで、エアコンを使用すれば通常それが回転して高圧高温になった冷媒ガスを冷やします。
が、この車両は回ってはいるのですが、遅かったのです。
エアクリーナー、ラジエターサブタンク、バッテリーの直下にいて、部品を外していない状態だと殆ど目視できません。
エンジンルームでごそごそしている時に、熱風を感じていたのでてっきり正常作動していると思っていました。
遅くなったファンモーターは交換しか方法は有りません。
交換完了後に確認すると・・・
アイドリングでこの冷たさはOKですね!
夜間の涼しくなったタイミングですが・・・
で、、、、
コンデンサーに水を掛けてあげると。。。
・・・さむっ。
危うく迷宮入りと言うか、無駄な部品交換をするところでした。
今回はエアコン関連部品は全て正常でした。
ある意味、オーバーヒートする前で良かったです・・・・・
はい、エアコンが効かない、効きにくい、原因は様々ですが、放置すると高額修理になる場合がありますので、早期診断/修理はオススメですよ!
では!