さて今回はトヨタ 86です。
レッカーで入庫した車両ですが、高速道路走行中に急に出力が低下、アクセルを踏んでも加速できない状況に陥り、、
そのままエンジンが停止に至ったとのこと。
高速道路でエンジン停止・・
非常に恐ろしい状況ですが、安全に路側帯に止める事が出来たようで何よりでした。
で、何故それに至ったのか調べていきます。
エンジンを掛けてみると、普通に掛かります。
データを見てもエンジンを停止させるような怪しいやつはいません。
勿論ダイアグも何もありません。
再度ヒアリングをすると、停止後に再始動しようとすると一瞬エンジンは掛かりますが、すぐに止まってしまうとのことです。
うむ・・・
少なくともエンジンが掛かるとのことなので、燃料は送られていて、火花は飛んでいて、点火タイミングも読めている、、
アイドリングが出来ない、、
燃料関連、、かな、、??
しかしながら、燃圧はしっかり出てたし、一瞬掛かるからI/Jも動いてる。
ほな、空気、、?
エンジンが掛かる為に必要なもの
①:清々しい空気
②:パワフルな火
③:良質な燃料
今足りていないのは、、、
①が怪しい。
多分清々しくないのだと思う。
多分・・・
エアフロかと薄々思いながらも、いい数値になっていたので、それは大丈夫だと思うけど、、
って思いながらエアフロを観察してみると、何やらゴミが付着してる。
あ、そういうことですね。
これが原因です。
丁度エンジンが停止した際にフィルターが吸い込まれていったのでしょう。
で、それがエアフロに引っ掛かり、吸入空気量が測れなくなってしまった。
当方に入庫した際は、何らかの原因で引っ掛かったフィルターが取れて、通常通り動くようになったんだと思います。
一応辻褄は合いますね。
やはり社外フィルターは特にですが、定期交換が必要ですね。
危うく深みにはまるとこでした。
基本に忠実に診断することが大事ですね。
では。